この記事は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染した方に知っていただきたい注意事項をまとめたものです。「いまさらなんだよ。もう感染したし、読みたくもねえよ」というのが本音でしょうが、きっと「知っておいてよかった」という話を書きますので、最後までおつきあいください。

なお、感染して真っ先に気になるのは「家族にうつしてしまうんじゃないか」ということでしょう。それについてはこちらの記事をお読みください。
cf. 家庭内感染対策
https://bnuhc.shop/pages/howtoavoidinfectioninhome

マスクが有効です

「感染したのにマスクもないだろ」と思うかもしれませんが、感染したからこそ、マスクをしてウイルスの拡散を防いでください。発症した日から2週間くらいは家の中でも外出時もマスクをしましょう。家族やペット、同僚や仲間、電車で乗り合わせた人や隣で買い物をする人などに感染をひろげないためです。

マスクはウイルス入り飛沫が拡散することを効果的に防ぎます。家の中でもマスクをすれば、あちこちを消毒する必要がなくなる。これが主目的ですので、くれぐれもクシャミや咳のときだけマスクをとったりすることのないようにしてください。マスクをする意味がなくなります。

しばらく静養につとめましょう

病気には二つのフェーズがあります。熱や激しい咽頭痛や鼻水など身体が激しく反応する急性期とその後です。風邪やインフルエンザの感覚だと、急性期が終われば、もう健康な元の身体に戻ったと考えがちですが、新型コロナは違います。急性期が終わっても、体内で炎症が続いていたりする。身体はまだ病気と戦っているのです。

絶対に無理をしないでください。暇があったら睡眠をとるくらい、静養するのが正解です。重い荷物をもったり、走ったりするのも避けましょう。ここで無理をすると後遺症(Long COVID)になりやすくなります。急性期を過ぎても身体はまだまだウイルスとの戦いで疲弊しており、回復途上にあることを理解しましょう。

これは部活を指導する先生方にも周知が進んでほしい話です。新型コロナ感染から戻ってきた生徒をすぐに部活の激しい練習に戻すのではなく、軽い練習から徐々に負荷を高めるくらいにしてください。元の身体に戻るには90日かかるという説もあります。

職場に復帰する場合は、最低2週間はきちんとマスクをし、快気祝いは一カ月後にするくらいがいいです。国が療養期間を5日に短縮した次の瞬間、起きたのが第8波。まだ感染性のある人が「治った」と誤解しながら復帰したことが大きな原因のひとつと考えられます。

今後は別の感染対策が必要です

うれしくない話ですが、どうしても書いておかねばなりません。新型コロナウイルスはヒトの免疫にダメージを与えることがわかっており、感染を経験した後は、他の菌やウイルスによる感染症にかかりやすくなることがわかっています。大人も子どもも、です。

他の感染症の多くは接触感染です。つまり手についたウイルスや菌から感染している。感染後はこれまで以上に手指衛生を徹底しましょう。最も効果が高いのは、「石鹸による二度洗い」です。菌やウイルスは爪の間などにひそむので、丁寧に洗ってください。

加えて、お勧めしたいのが、800種類の菌・カビ(真菌)・ウイルスを抑制できる植物エッセンス・GSE(Grapefruit Seed Extract)の併用です。石鹸の手洗いは効果が高いが、たとえば新幹線乗車中に何度も実行するのは難しい。GSEなら食事中でも乗車中でも頻繁に使えます。テーブルを清掃するのにも使えますし、飛沫が落ちている床にスプレーするのも効果を見込めます。

無臭ですから周囲に気遣いする必要がありません。最大の利点は肌に悪影響がないこと。お子さんも肌荒れを気にすることなく使えます。この目的には、携帯スプレーボトルもセットしたBNUHC-18入門セットが便利です。
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体調が戻ったら、再びマスクを

最後にもうひとつうれしくない話を書いておかねばなりません。新型コロナウイルス感染症は、何度もかかる病気です。「もう感染したから免疫がついた」というのは誤解です。別の変異体が相手だと免疫が通用しなかったりする。体調が戻り、普通の生活をリスタートしたときは、もういちどマスクをしてください。

これをお勧めするのは、最近の研究で、再感染の健康被害が大きいことがわかってきたからです。重症化率も致死率もLong COVIDになる率もあがる。感染した方こそ、感染対策が必要です。

とくに電車やバスの中など、「ここに感染者がいたら、多数のウイルスがいるな」という場面ではマスクをするようにしてください。マスクで吸引するウイルス量を減らせば、重症となるリスクを小さくできます。感染時の曝露量を抑えることが、この病気の被害を小さくする鍵です。