GSE(Grapefruit Seed Extract)はグレープフルーツの種を搾って抗酸化物質を抽出した植物エッセンスです。植物も菌・真菌(カビ)・ウイルスに悩まされるのはヒトと同じ。その身を守るために抗菌性を備えるのは珍しいことではありません。

そして日本人は昔から、植物の抗菌力を上手に利用してきました。寿司を柿や笹の葉でくるみ、ハランを弁当の仕切りに使い、弁当のおにぎりを竹の皮で包んだのがそれ。植物の力で食中毒を防いだわけです。GSEは同じ発想の、いわば漢方的なアプローチの薬剤です。

GSEはアメリカで開発され、歴史も長く、実績も十分

GSEの機能性に注目し、開発したのはユーゴスラビア生まれのJacob Harich博士(1919‐1996. 免疫学を専門とする医師)でした。ある日グレープフルーツの種を噛んでしまい、そのあまりの苦さに「きっと機能性がある」と直感してフロリダに移住し、研究を始めたそう。博士は生ゴミの中のグレープフルーツの皮が腐りにくいこともみていたようです。

1970年代にグレープフルーツ種子からエッセンスを抽出する方法を開発し、食品科学分野の学者を誘って活用法をさぐります。「植物由来の保存料」というHarich博士の発想は魅力的なもので、魚や鶏肉を含むさまざまな食品の保存にGSEが有効であることがすぐに確認されました。

1980年代にはさらに研究が進み、1990年代には抽出法も改善され、本格的に普及します。食品の保存料、化粧品の保湿剤、フィルムに練り込んでの利用(食品の保存袋)などです。つまり、GSEには40年以上の利用実績があります。日本でも普及しており、1995年の食品衛生法改正の段階で、既存添加物(食品添加物)として認められているものです。

新型コロナで注目されたのが、アメリカではベストセラーの家庭用点鼻薬Xlearです。新型コロナ患者にXlearを使うと早く治癒するという研究が出たりもしています。そして、Xlearの成分のうち、新型コロナウイルスを抑制するのはGSEであることも確かめられています*1

xlear

国内大手企業による利用例

国内でも、大手の食品会社がGSEを防カビ目的で添加したり、チーズのリステリア菌対策に使ったりしています。除菌剤・保湿剤としての活用も多い。代表例をだしておきます。

フマキラーさんのキッチン除菌剤はGSEが主成分。パッケージに「1ヵ月抗菌コート」とあるのは、GSEの効果の持続性によるものです。

エリエールさんの「除菌できるノンアルコールタオル」もGSEが主成分。除菌系の薬剤でノンアルコールをうたうものの多くがそうです。

無印良品さんの化粧水には、保湿目的でGSEが添加されています。つまりすでに多数の日本人女性がGSEを肌に塗っているわけです。また、イタリアの製薬会社Prodeco Pharmaは、GSEを使った薬品を開発・販売しています。

BNUHC-18は世界でも類なき「添加物ゼロ」のGSE

「GSE」で検索すると、真っ先に出てくるのが、濃縮タイプのGSEです。海外ではこれを薄めてサプリメントとして飲用したりする。旅行や登山などにとても便利な製品です。注目はその内容成分です。成分表をみてみましょう。グリセリンを大量に添加しています。

これはGSEが油分だからです。水と油はそのままでは混ざりません。この製品は水でうすめて使うので、これくらいグリセリンを添加しておかないと、うすめたときにGSEが分離してしまうのです(この場合のグリセリンは、界面活性剤として作用します)。

BNUHC-18を商品化したのは、グリセリンなどの添加物を用いず、高純度精製水とGSEのみで水溶液化することに成功した「ココチGSE」と出会ったからでした。世界に類をみない独自の製造技術です。BNUHC-18は添加物ゼロ、100%天然の植物エッセンスです。

事実、BNUHC-18には「白木に使っても変色もしなかった」「トイレの床などにたっぷり使ってもベタつきもしない」という声をいただいています。ウイルスや真菌・菌対策をするなら、くまなくたっぷり使えることが条件。添加物ゼロの純植物性エッセンスが有利です。GSEには匂いの問題もなく、火災の心配もありません。酸化物質である塩素系の薬剤は金属を錆びさせますが、抗酸化物質のGSEは逆に錆びを防ぎます。

5L/20Lで販売している理由

BNUHC-18は5L/20Lと、5L×2個セットの3種類が主力製品です。バロンボックスでのお届けとなります。

この商品形態を選択したのは、お客様のコスト負担を抑えたいからです。GSEは300mLのスプレーボトルが3,000円前後というのが相場です。この価格帯ではトイレやオフィスの床にたっぷり使っての清掃など、無理でしょう。

そこで5L/20L単位で販売し、スプレーボトルにお客様で充填していただくことで、コストを下げたのです。アルコールと比べるとまだ若干高めですが、効果に持続性があり、環境除菌の頻度を下げられますから、結果としては安くなります。また、備蓄しても火災の心配はなく、消防署等への届出も不要です。

「個人で5Lは使い切れないから、買いにくい」という声もいただいていますが、GSEの用途は幅広く、キッチンではまな板や調理器具、食材の除菌に使えますし*2、バスルームで使うとカビ予防ができます。ペットにも安全ですので、小鳥のケージ清掃やイヌ/ネコの粗相の後始末などにもお勧めです*3

そして本命の菌・ウイルス対策としては、衣服に使ったりトイレの床や洗面所の清掃に使ったりなど、広い面積に使えるものです。ご活用していただきたいと思います。

GSEの中身は植物由来の抗酸化物質で、モノへの影響はほぼありません。5L/20Lのバロンボックスは目立たない片隅においておき、空いた1L/2Lなどのペットボトルに詰め替えておくと便利です。

販売はネット直販のみです。
BNUHC-18/05Lはこちら
https://bnuhc.shop/products/bc18-05l

BNUHC-18/20Lはこちら
https://bnuhc.shop/products/bnuhc-18

そして5Lを2個セットにし、割引価格にした災害対策備蓄スターターはこちらです。
https://bnuhc.shop/products/bnuhc-18-rollingstock

また、オフィスや飲食店のトイレや床などの清掃にたっぷりと使うなら、コンデンスタイプのGSE(水道水で薄めて使うタイプ)である「シトラリッチ」をお勧めします。
https://bnuhc.shop/products/cr001001

注記

*1 Xlearを併用すると新型コロナ患者が早く治癒したという研究論文は以下
Potential Role of Xylitol Plus Grapefruit Seed Extract Nasal Spray Solution in COVID-19: Case Series
https://www.cureus.com/articles/43909-potential-role-of-xylitol-plus-grapefruit-seed-extract-nasal-spray-solution-in-covid-19-case-series

Xlearの成分のうち、GSEが新型コロナウイルスを抑制していることを確認した研究(プレプリント)が以下
A Nasal Spray Solution of Grapefruit Seed Extract plus Xylitol Displays Virucidal Activity Against SARS-Cov-2 In Vitro
https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2020.11.23.394114v1

*2 GSEは既存添加物ですから食材に使っても問題ありません。購入した野菜類にスプレーしてから保存すると、長持ちもします。カレーやシチューなどでは、根菜類にたっぷり使って、洗い流してから料理する使い方を勧めます。まな板は週に一度くらいの頻度でたっぷりスプレーして乾燥させるといいでしょう。食中毒リスクを減らせます。

*3 アルコールは小動物には禁忌ですので、ペットの感染対策として使えるのはGSEくらいです。こちらの記事を参考になさってください。
ペットの感染対策
https://bnuhc.shop/pages/petcare