新型コロナウイルスによるパンデミックが始まって、いきなり身近なものとなったのがPCR検査です。正確に書くと、RT-qPCR検査を行っています。RTは「逆転写」という手法を意味しており、ウイルスのRNAを逆転写酵素を使ってDNAにしたあと、温度を上下させて増幅し、試薬を使って定量的(quaintitative)に観察する装置です。

Ct値とは何か

RT-qPCR検査では「Ct値」を指標にします。これは「何回増幅(温度上下)したら、試薬による蛍光が見えるようになったか」を示す値。1回増幅→まだ光らない、2回増幅→まだ光らないと繰り返していき、20回目に光ったら、Ct=20となります(正確には検体に光をあてての確認です)。回数が少なければ少ないほど、検体として取得できたウイルス量が多いということです。

カットオフ値

「カケラを拾ってなんでも陽性にする」というデマも流れているようですが、そんなことはありません。カケラしか拾っていない場合は、20回や30回どころでは光らないからです。陽性と判定される方はCt=20くらいのことが多いようです。陽性と陰性の境目(カットオフ値)は、Ct=35をいちおうの目安としつつ、それ以上の場合は再検査をしています。稀にCt=35以上でも感染性のある人がいるためです。デルタ変異体が猛威をふるっていた頃は、Ct=8という恐ろしい数字もあったそう。現在、RT-qPCR法で陽性判定を出された方は、間違いなく「感染性のあるCOVID-19感染者」です。

Ct=25以下の人が出すウイルス量

では、COVID-19の感染者は、どの程度のウイルスを吐出するのでしょう。Ct値が25より小さい場合はウイルスの数が非常に多く、1mlの唾液の中に約1800万個のウイルスがいるそう。ということは、しゃべっている最中に飛ばすツバに、数10万~数100万個のウイルスがいるということです。クシャミや咳で、周囲に1000万個単位のウイルスをばらまいている可能性がある。

この「量」の感覚がとても大事です。ノーマスクで電車に乗っている人が、もしもCt=25以下の感染者だったら(それでも元気だったりするのがCOVID-19の特徴)、周囲に1000万個単位のウイルスをばらまいていることになります。あるいは、会食している相手が、テーブルの上の料理にツバを飛ばしながら話していると、数100万個のウイルスを食べることになる。黙食が推奨されるのはこのためです(胃液でウイルスは抑制されるはずですが、食事中は胃液が薄まってしまうため、感染することもあるそうです)。

GSEの利点はふんだんに使えること

「ワクチンをうっても感染することがあるから意味がない」という意見が多いのですが、ワクチン接種である程度の免疫力がつくのは確かです。ただ、襲ってくるウイルスがあまりに多いと、弾切れを起こしてしまい、やはり感染してしまう。ワクチン接種の上で、接するウイルス量を減らすことが重要です。

当社がGSEを商品化したのは、ヒトやペットに安全な自然由来の植物エッセンスなので、安心してふんだんに使うことができるからです。第7波のいま、東京や大阪などの都市部の電車の1両に、10名以上の感染者がまじっていると推定される状況です。1000万個単位のウイルスが降り注いでいることを念頭に置いて、たっぷり使ってください。GSEは食品添加物(既存添加物)です。アルコール消毒後の幼児が手を舐めて、急性アルコール中毒を起こすといった事故とは無縁です。

そしてもちろん、換気をお忘れなく。

文中の略語一覧

  • RT-qPCR(定量的逆転写PCR)
    Reverse Transcription quantitative – Polymerase Chain Reaction
  • RNA
    Ribonucleic acid
  • DNA
    Deoxyribonucleic acid
  • Ct
    Cycle Threshold

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